頻尿と塩分不足の意外な関係。
塩分の摂り過ぎは高血圧や生活習慣病に直結してきますよね。 しかし、塩分を控えすぎてもダメなのですよ。
ここでは頻尿と塩分不足の意外な関係についてお話します。
塩分は多すぎても少なすぎてもNG!
ちまたでは、塩分を控えましょう。薄味が健康に良いですよ!血圧を下げるのは減塩です!なんて言われていますよね。
しかし、実は、塩分は悪者ではありません。 塩分を摂りすぎてはダメなだけなのです。
塩の効果
・神経伝達
筋肉を動かしたり、刺激に対して反応するにはナトリウムイオンが必要です。
・浸透圧を保つ
細胞の内外の浸透圧を一定に保つために塩分の成分であるナトリウムが関与しています。
ナトリウムが不足し、浸透圧のバランスが崩れるとむくみや脱水症状を引き起こします。
・栄養の消化・吸収
炭水化物やタンパク質が吸収される時に塩分が必要になります。 塩分不足に陥ると、消化不良を引き起こします。
・心機能の維持
心臓が動いているのは塩分のナトリウムという成分のおかげです。
塩分が不足するとそれを補うために心臓肥大が起こり、心臓に負担がかかってしまいます。
・体を弱アルカリ性に保つ
人の体は酸性に傾くと細菌の好む環境になり免疫力が低下し、感染症を起こしやすくなります。
塩分は、体を弱アルカリに傾ける働きをします。
・血液を作る働き
人の体液は塩分と水分から出来ています。 塩分摂取量が不足すると、造血作用がうまく働かず貧血に陥ります。
・浄化作用
塩分は血液を浄化する働きがあります。
塩分不足で頻尿になる理由とは?
ご紹介した通り、塩にはいろいろな働きや効果があるのです。 ですから、塩分が不足すると頻尿の症状も出てきます。
なぜか言うと、体に水分をためておくことができなくなるため、水分がどんどん尿として排出されていくからなのです。
塩分の入っていない水やお茶を飲んでも意味がなく、頻尿になるだけです。
適度な塩分を含んだ食事・水分を摂ることで、体にしっかり吸収され、血液を浄化するのです。
まとめ
今回は頻尿と塩分不足の意外な関係についてまとめました。
健康な成人では1日に10g以下、高血圧や糖尿病の人ですと1日に6g以下が推奨されています。
極度に控えることはやめて適度に摂取すること、
そして精製した塩よりも自然塩などの必須ミネラルが適度に含まれている塩をセレクトし、頻尿を予防しましょう。