妊娠初期と頻尿について調べた結果…

妊娠すると頻尿の症状に悩まされる女性は多いですよね。
お腹が大きくなってくると、膀胱が圧迫されるというのも理解しやすいのですが、初期の段階でもトイレが近くなったと感じる人が大勢います。
では、妊娠初期に頻尿の症状が起こる原因は何なのでしょうか?

妊娠初期の頻尿には腎臓が関係している!

妊娠すると、初期の段階でも、体液が増加します。
すると、腎臓の機能が通常時よりも高まり、働きが活発になるのです。
腎臓の働きが活発化することにより、尿が排泄されやすい状態となり、頻尿になります。

妊娠により、子宮だけでなく、腎臓の大きさもわずかですが大きくなります。
それに伴い、尿管も大きくなり、頻尿になったり、1回あたりの尿の量が増えたりするという症状が初期に現れるのですね。
これは、初期にたくさん分泌されるプロゲステロンやhCGといったホルモンが影響しているといわれており、生理現象であるため、特に対策をする必要はありません。

子宮も大きくなっている!

妊娠初期は、まだまだお腹が目立たないため、子宮が大きくなっているというのを実感しにくいですね。
ですが、実はお腹の中では、子宮が日に日に大きくなっていっています。
そのために、膀胱を圧迫してしまい、頻尿や残尿感などを感じやすくなるのです。

子宮というのは、膀胱の裏側にある器官ですので、少し大きくなるだけでも頻尿につながってしまうんですね。

まとめ

妊娠初期に起こる頻尿は、あくまでも生理現象である場合がほとんどで、特別な対策を行う必要はありません。
夜の頻尿で熟睡できないという場合には、夕方以降の水分摂取量を控えるなどの工夫で乗り切るようにしましょう。
また、妊娠中はカフェインの摂取も控えたほうが良いので、利尿作用の高いコーヒーなどを飲まないようにすることも、頻尿対策になります。
それから、体が冷えやすい妊娠中は、しっかりと冷え対策も行いましょう!

ただし、頻尿が気になるがために、あまりにも水分の摂取量を控えすぎてしまうと、逆に尿路感染症などの病気を引き起こしてしまう場合もあります。
極端な制限はせずに、適度な水分を摂りながら、健康的な妊娠初期を過ごしたいですね!