頻尿の治療ってどうしたらいいの?

最近トイレが近くて頻尿の自覚症状がある。

けれど、頻尿の治療はどうしたらいいのかよくわからない!

そんな人に頻尿の治療についてわかりやすくご紹介していきたいと思います。

頻尿の判断基準は?

さっきトイレに行ったばかりなのに、また行きたくなる!というような症状に困っている人は案外多いですよね。

頻尿かどうかの判断基準は、年齢によっても多少変わりますが、一般的には、日中のトイレ回数が8回以上あるいは、
夜間頻尿の場合ですと、夜間のトイレ回数が若い人で2回以上、年配の人で3回以上の場合をいわゆる「頻尿」といいます。

平均的なトイレ回数は、昼間で4~5回、夜間で0~2回までです。
高齢者の場合は、加齢によって腎機能と膀胱機能が低下するので、夜間のトイレ回数が2回でも許容範囲となり、
3回以上で夜間頻尿と判断されます。

頻尿の治療方法あれこれ・・・

基本的には、頻尿になれば日常生活に支障が出てきますので、早めに受診するのがおすすめです。

しかし、泌尿器科に行くのが恥ずかしいという人も多いでしょう。

そういう場合は、急を要する頻尿なのかどうかをチェックしましょう。

排尿時に痛み、背中や腹部に痛み、残尿感、不快感などの自覚症状もあれば、
それは基礎疾患が原因で頻尿が起こっていることになります。

その場合は、泌尿器科を受診し、隠れている基礎疾患を特定し、治療を行うことで頻尿も改善されていきます。

恥ずかしくて病院に行けない・・というときは?

頻尿以外に症状がない場合は、過活動膀胱の可能性が高くなります。

膀胱の排尿コントロールが上手くいっていないために起こっている状態ですので、
泌尿器科を受診した方が良いのですが、どうしても敷居が高いという場合は、
膀胱訓練を自宅で行なってみるのも自宅で、自分で簡単にできる治療法です。

膀胱訓練の方法は簡単で、トイレに行きたくなっても我慢するだけです。
我慢する時間を徐々に伸ばしていくことで、膀胱にためる尿量を正常に戻していきます。
また、肛門や膀胱、陰茎、膣などを意識してキュっと締めたり緩めたりする訓練をすることで骨盤底筋や尿道の筋肉が鍛えられ、
頻尿の改善に期待できます。

まとめ

基本的には、頻尿を自覚したらなるべく早く泌尿器科を受診するのが得策です。
自覚症状がなくても隠れた病気が進行している場合があるからです。

忙しくてなかなか受診できないという人は、受診するまでの間に膀胱訓練をするのも良いですね。