機能性尿失禁ってどんな病気??

尿失禁のタイプでも他の尿失禁とは少し原因が違う「機能性尿失禁」とはどんな病気なのでしょうか。
ここでは機能性尿失禁についてまとめます。

機能性尿失禁とは?

機能性尿失禁とは、排尿障害の一つで、トイレに着くまで我慢できずに漏れてしまうタイプの尿失禁です。
機能性尿失禁は、尿路系疾患以外の病気などが原因です。
例えば歩行障害でトイレまでなかなかたどり着けないことや、認知症でトイレの場所がわからなくなることで尿が漏れてしまいます。

機能性尿失禁の対策は?

機能性尿失禁の治療は、生活環境の改善や排泄の補助など、機能性尿失禁の予防・対策がメインとなります。
主に次の3つが機能性尿失禁の基本的な対策となります。

その1

着脱しやすい衣類を選ぶ 便座までは行けるが衣類の着脱が間に合わず漏れてしまうタイプの人には、
尿失禁対応のパンツや尿とりパッド、介護用オムツなどを使用したり、普段から着脱しやすい服装を選ぶなどの工夫をします。
新たな感染症や皮膚疾患を予防するためにも、オムツや排尿器具の使用法はきちんと守り、皮膚のかぶれや衛生面への注意もあわせて必要です。

その2

排尿補助道具を使用する ポータブルトイレや手持ち式尿器、コンドーム型排尿器などを使うのも有効な手段の一つです。また、足腰が弱っているために便座に座りにくいという人には、高さを調整できる補高便座を使用することもおすすめです。

その3

排泄間隔に合わせてトイレに誘導する 排泄間隔を記録して、排泄のタイミングに合わせてトイレに誘導するケアです。

介護の負担を軽減するために、障害物を撤去する、部屋を変えるなど、トイレまでの道のりを短くするなどの工夫もしてみましょう。

まとめ

今回は、機能性尿失禁とはどんなものなのかを詳しくご紹介しました。
機能性尿失禁には、家族の介護やケアサポートがとても大切になってきます。
家族の負担を軽減する器具やパンツなどは、色々なものがあるので、上手に活用して、機能性尿失禁の改善をしていきたいですね。