【まとめ】尿失禁についてまとめてみた。

トイレに間に合わずに漏らしてしまう「尿失禁」。

今回は、尿失禁についてもっと詳しくまとめてみました。

尿失禁とは一体なに?

尿失禁とは、日本泌尿器科学会によると、自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまう状態を言い、
そして、それによって、社会的にも衛生的にも支障が生じている状態と定義されています。

つまり、排尿について自分で抑制が効かない状態を尿失禁と言います。

尿失禁にはいくつか種類がある?

尿失禁と言っても、実はいくつか種類があり、大きく分けると4つに分類されます。

・腹圧性尿失禁

急に立ち上がった時、重たい荷物を持った時、咳やくしゃみをした時などの、
お腹に力がかかった時(腹圧がかかる)に、尿が漏れる症状を言います。

中年の女性の尿失禁に最も多いのがこの腹圧性尿失禁です。

出産や老化によって膀胱や骨盤底筋群、子宮、膣などの筋力が低下することで、腹圧がかかると膀胱が押され、
尿がもれてしまうのが原因です。

・切迫性尿失禁

突然激しい尿意を感じ、トイレに間に合わずに漏らしてしまうという高齢者に最も多い尿失禁です。

本来は脳からの指令で排尿コントロールが上手く機能しているのですが、
脳血管障害などにより、
コントロールが出来なくなった時にも起こる症状ですが、特に原因がないのに、勝手に膀胱が収縮し、
尿が漏れてしまうこともあるのが切迫性尿失禁です。
過活動膀胱とも呼ばれます。

・溢流性(いつりゅうせい)尿失禁

自分で尿を出したいのに出せない、しかし少しずつ勝手に溢れ出てしまうという症状が溢流性尿失禁です。

排尿障害を起こす原因となる病気が前提としてあり、ほとんどが男性の前立腺肥大によるものです。

・機能性尿失禁

排尿機能は正常なのに、歩行障害などの運動機能の低下や認知症が原因で、起こる尿失禁です。

この場合は、生活環境を整えることや介護によるケアが必要になります。

まとめ

今回は、尿失禁とは何か、そして尿失禁の種類について詳しくまとめました。

尿漏れが気になる人は、どのタイプに当てはまるかチェックしてみて下さい。