【まとめ】夜間頻尿についてまとめてみた。

夜間頻尿とは、夜中に何度もトイレにいくことなのでしょうか。
夜だけ多尿になることなのでしょうか。
言葉は聞いたことがあっても、症状についてよくわからないこともありますよね。
そこで、夜間頻尿についてまとめてみました。

夜間頻尿とは？

夜間頻尿とは、日本泌尿器科学会によると夜に排尿のために起きなければならない症状こととされています。
夜間に2回以上トイレに起きる場合を言います。
但し、これは若い人の場合で、加齢とともに、自然と膀胱機能と腎機能が低下してくるため、
高齢者の場合は夜間3回以上の場合に夜間頻尿と判断されています。
実は、頻尿に関わる症状の中で最も多い症状が今回ご紹介する夜間頻尿なのです。
加齢とともに症状を訴える人が増え、40歳以上の男女の約4500万人が、夜間頻尿の症状を訴えているというデータもあります。
夜間頻尿は、慢性的な睡眠不足などを起こすため、日常生活において支障が出る困った症状なのです。

夜間頻尿の原因は？

夜間頻尿の原因は大きく次の3つに分けられます。

・多尿

全体の尿量が増えるため、夜間も尿量が多くトイレのために起きてしまいます。
多尿の原因には糖尿病が原因で起こる場合、水分の摂り過ぎなどが挙げられます。
昼間の尿量や回数は普通なのに、夜間だけ頻尿・多尿になる場合は、高血圧、腎機能障害、うっ血性心不全、
睡眠時無呼吸症候群などが考えられます。

・膀胱容量の減少

膀胱の容量が減ってあまり尿をためられないために夜間頻尿が起こっている場合は、
前立腺炎、過活動膀胱、膀胱炎などの病気のために膀胱が過敏になっているために起こります。
また、病気だけではなく老化によって膀胱の筋力が低下している場合や、原因不明の場合もあります。

・睡眠障害

睡眠障害も夜間頻尿の原因となります。
高齢になってくると眠りが浅くなり、ちょっとしたことですぐに目が覚めてしまいます。
トイレに行きたくて目が覚めてしまったのか、目が覚めたから何となくトイレに行っているのか、
本人も自覚がない場合が多いのです。

まとめ

夜間頻尿によって睡眠不足が慢性化すると、日中の活動に支障が出て、眠気のために事故を起こす可能性も高まります。
夜間頻尿にお悩みの人は、病気が原因で夜間頻尿が起こっているのか、水分の摂り過ぎなのか、精神的なものなのか、
など原因を知るためにも排尿日誌をつけることがおすすめです。