【まとめ】猫の頻尿についてあれこれ。

猫
人間に頻尿の症状があるならば、犬にも猫にももちろん頻尿が起こることもあります。
今回は、猫の頻尿についてまとめました。

猫の頻尿とは?

トイレに何度も行く、トイレ以外で排尿する、粗相が増えた、
排尿はないけれど排尿ポーズを頻繁にするなどの行動が見られれば、猫の頻尿のサインです。
これを、猫の泌尿器症候群(FUS)と言います。

猫の頻尿の原因は?

猫の泌尿器症候群の原因は、膀胱炎、尿道栓子(尿中の結晶や炎症産物が固まったもの)、尿石症などがあります。
また、猫における膀胱炎の原因ははっきりと解明されていません。
これらの頻尿の原因となる病気は、進行すると、尿道炎を起こし、排尿障害となり、腎臓機能が低下し、
尿毒症で死亡するケースもあります。
猫はそもそも、乾燥地帯の動物として発症し、生息していた歴史もあるため、犬に比べて乾燥に強く、
水分の摂取量が少ないという体質的な特徴があります。
そのため、尿の濃度が高く、尿中の結晶が固まり、結石が出来やすいのです。

予防法は?

猫の結石の90%は、ストロバイト結晶というリン酸マグネシウムから出来ています。
つまり、猫の食事でマグネシウムの摂取量に気をつけることで、結石を予防できるので頻尿の予防にも繋がります。
かといって、マグネシウムを全く摂取しないという訳にもいきません。
猫にとっても最低限はミネラルを摂取する必要があります。
そこで、キャットフードで缶詰にFUS対応フードの表示がされているものであれば、
必要栄養量が最低限入っているということになりますので、安心して猫に与えることができますよ。
また猫の尿が酸性に傾くと、マグネシウムと結びつきやすくなり、結石が出来やすくなるので、
尿をアルカリ性に傾ける工夫も必要となります。
尿が酸性になるのは、満腹状態の時です。
常に食べたり飲んだりしていると、なかなかアルカリ性に傾かないので、1日の中で、空腹の時間をきっちりと作りましょう。
そうすることで、猫は結石を作りにくい体質になっていきますよ。

まとめ

今回は、猫の頻尿についてまとめました。猫の頻尿の場合、ほとんどがオス猫の結石です。
ちょっとした工夫で予防できるので、飼い主さんは気をつけてあげましょう。