心因性頻尿って何?その症状とは?

頻尿の原因は何も病気が原因ばかりではないのです。

ここでは心因性頻尿について詳しくご紹介したいと思います。

心因性頻尿とは?

頻尿には、いろいろな病気が原因で引き起こされる場合と、
はっきりとした原因がわからない場合があります。

はっきりした原因がわからない場合の頻尿を神経性頻尿といい、
神経性頻尿は、さらに心因性頻尿と本態性頻尿に分けられています。

心因性頻尿とは、心の不調が体に現れる心身症の一種と考えられています。

膀胱や尿道に何の問題もなく、尿量の異常も見られないにも関わらず、トイレが気になってしまい、
ついつい何度もトイレにいってしまう状態を言います。

心臓や脳と同じく、膀胱は精神的な影響を体にあらわしやすい臓器とされているため、
このように心の問題が行動に現れてしまうのです。
また、トイレが近くなってしまう頻尿だけではなく、
逆に全く尿が出なくなる尿閉といった症状が現れることがあるのです。

心因性頻尿の症状とは?

心因性頻尿の原因ははっきりと解明されていませんが、

対人関係による情緒不安定のために起こる場合や過去に尿路系の病気に罹った経験から、

頻尿が癖のようになってしまった場合などが挙げられます。

心因性頻尿の症状の特徴は、夜間頻尿や失禁などがほとんどないことです。

心因性なので、夜寝てしまえば、トイレのことを気にしなくなるため、睡眠中は頻尿に悩まされずにすむのです。

しかし、情緒不安定な状態が慢性化すると、授業中や仕事中、電車やバスの乗車中など、

なかなかトイレに行きづらい状況でも強い尿意に悩まされ、日中は日常生活に大きな支障を及ぼすこともあります。
ここまでくると、治療の必要が出てきます。

まとめ

心因性頻尿の場合は、精神的なカウンセリングや薬などでのアプローチが必要になることがあります。

但し、明らかに水分を過剰に摂取している場合などは、水分量を調整することもありますし、

病気が隠れている場合もありますので、専門医を受診し、適切な診断を受けると良いですね。